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「推進」是非で揺れる原子力発電
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原子力発電は現在、世界の使用電力の約16%を供給している。各国と
も代替エネルギーの開発は進まず、原発への依存が今後も続く。使用
済み核燃料の処理、再利用も緊急課題として浮上した。原発是非論争
に終止符が打たれることはない
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●最近の動き
米 国
5月16日、ブッシュ政権は原子力発電所の新規立地の手続きを簡
素化する事などを盛り込んだ新エネルギー政策を発表した。米国では
1979年のスリーマイル島原発事故以来、原発新設はストップしていた。新
エネルギー政策は、原発推進への方向転換を意味する。
ドイツ
3月28日、フランス・ラアーグの再処理施設でドイツの使用済み
核燃料が処理され、核廃棄物が陸路、貨物列車でドイツのダンネベルクへ
輸送された。警備当局は警官2万人を動員したが、反核団体は一時、列車を
ストップさせた。
日 本
5月27日、新潟県刈羽村で東京電力柏崎刈羽原発3号機へのプルサ
ーマル計画導入の賛否を問う住民投票で反対が過半数を上回った。プルサ
ーマルは使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、ウランと
混合酸化物(MOX)にして軽水炉で燃やす方法
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原子力発電量 (MW)
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| アメリカ合衆国 | 97,411 |
| フランス | 63,073 |
| 日本 | 43,491 |
| ドイツ | 21,122 |
| ロシア | 19,843 |
| 大韓民国 | 12,990 |
| イギリス | 12,968 |
| ウクライナ | 11,207 |
| カナダ | 9,998 |
| スウェーデン | 9,432 |
| スペイン | 7,512 |
| ベルギー | 5,712 |
| ブルガリア | 3,538 |
| スイス | 3,192 |
| フィンランド | 2,656 |
| チェコ | 2,556 |
| インド | 2,569 |
| スロバキア | 2,408 |
| リトアニア | 2,370 |
| 中華人民共和国 | 2,167 |
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原子力発電の比率 (%)
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| フランス | 76、40 |
| リトアニア | 73,68 |
| ベルギー | 56,75 |
| スロバキア | 53,43 |
| ウクライナ | 27,28 |
| ブルガリア | 45,00 |
| ハンガリー | 42,19 |
| 大韓民国 | 40,74 |
| スウェーデン | 39,00 |
| スイス | 28,18 |
| スロベニア | 37,38 |
| 日本 | 33,82 |
| フィンランド | 32,15 |
| ドイツ | 30,57 |
| スペイン | 27,63 |
| イギリス | 21,94 |
| アメリカ合衆国 | 19,83 |
| チェコ | 18,50 |
| ロシア | 14,95 |
| ルーマニア | 10.86 |
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ブッシュ米政権が20年ぶりに原発推進の姿勢を打ち出して、世界を驚かせた。
原発は徐々に退場し、やがて代替エネルギーが主役になると考えられている。それに逆行する新エネルギー政策は、原発との決別の難しさを改めて示したといえる。
一方、新潟県刈羽村の住民投票で、核燃料を有効に利用する日本のプルサーマル計画は、実施延期を余儀なくされた。
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中日新聞朝刊六月三日付より
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